
PROFILE
別会社にて『大和日昇建設』の下請けをしていたことが縁となり、2013年に入社。即戦力として現場で活躍しつつ、職人の管理も行うようになり、2016年に専務に就任。経営側でも手腕を発揮する。休日は子どもと過ごしながら、趣味のアクアリウムの手入れを楽しむ。
INTERVIEW
インタビュー
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01
法面保護は、山道を安全にするために必要な工事。
私が長年関わっている法面工事は、簡単に説明すると山の斜面が崩れないように地面を補強する作業です。たとえば、もろい地面の斜面をそのままにしておくと、土砂崩れになったり、落石の危険性があります。ですので、民家の裏や道路、ダムといった被害が及びそうなところは補強する必要があるのです。山道を通ったときに見かける板チョコレートのような形で斜面を覆うモルタルやセメントの吹付工事だけでなく、芝生を植え付けて根で支える緑化工事などがあり、一般的には発注元がボーリング調査を行い、その結果によって工法が決まります。現場によって何百メートルほどのものから4キロまで規模はさまざまです。それを4~5名でチームを組んで素早く作業にあたっており、面積にもよりますが幅1キロほどの緑化工事であれば、1週間程度で施工できます。それでも工事によっては、4年かかったものもありました。斜面がでこぼこしているところはむずかしいですし、災害後の復旧は特に困難を極めます。ですが、交通インフラを守る仕事はやりがいがあるので、がんばれますね。
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02
たしかな仕事をすることが、次の仕事につながります。
『大和日昇建設』で手掛ける仕事のほとんどは、大手ゼネコンの依頼です。新幹線の路線周りの工事や高速道路など、知名度の高い現場に関われるのは面白く、掘り進めている最中の新幹線用のトンネル内を車で移動しながら作業を行う貴重な経験もできました。工期が長い仕事になると、会社間を超えて絆も生まれ、完成後も毎年その現場の関係者が集まって食事会を行うなど交流を重ねています。これからも、そういった機会はあると思いますね。ただ、誇りを持てる仕事をするのに、現場の大小は関係ありません。後輩や部下にも、それは常々伝えていることです。丁寧で見栄えの良い施工を心がけることは、発注元様の信頼を生み、次の依頼につながります。いま取り掛かっている大きな案件も、その積み重ねで獲得してきました。普通なら関わらない現場や人たちと向き合う日々は、それだけで学べることがあり、周りに認められる仕事ができれば、喜びもひとしおです。より上のステージを目指したい方にとって、当社は最適な職場といえます。
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03
求めるのは向上心を持った人材。実力に応じて、どんどん引き上げていきます。
特殊な工事ですが、未経験でもかまいません。最初は手取り足取りお教えして、育てていこうと思います。法面工事は、施工する場所の上部にある木にロープを巻き付け、それを支えにしながら作業を行うので、最初に覚えるのはロープの結び方です。安全対策を覚えたら、でこぼこな斜面をならす作業に携わり、ラス網と呼ばれる金網をアンカーピンで地面に固定する作業を習得します。ここまでの流れは、どの法面工事も同じ工程なので、やり方がわかれば徐々に戦力になれるはずです。最終的には、モルタル・セメントの吹付作業の機械操作やノズル操作といった重要な役目もお任せしていきます。だいたい5年でひと通りの作業を行えるようになり、10年ほどで一人前と呼べるようになりますが、実力が身に付けばどんどん引き上げます。実際に25歳の若さで職長として、チームを引っ張る部下もいますよ。ロープ高所作業や玉掛、小型移動式クレーンをはじめとした資格はもちろん、1級・2級土木施工管理技士のような国家資格も会社負担で取得可能です。今後はExcelや2DCADが扱えるような人材も育てたいと考えています。興味がある方は、向上心を持ってぜひ飛び込んできてください。